自分に合った環境を見つければ、もっとのびのびと働ける!
20代の公務員として働いていると、
「給料が横ばいで上がりにくい」
「クセの強い上司に振り回される」
「働かないおじさんの分まで仕事が回ってくる」
──そんな悩みを感じる人は少なくありません。
というか、私もそうでした。
しかしその立場は、外の世界では違います。
20代の公務員は、転職市場で最も有利なポジションにいます。
理由はシンプルで、「若さ」と「安定」を兼ね備えているからです。
要は、失敗のリスクをほぼゼロにしながらキャリアアップを狙えるのです。
私も、公務員から大手企業の経理に就職して、少なくとも仕事の時間は充実したものになりました。
さらに、経理職としての”つぶし”が効くようになって職場への依存度が下がりました!
この記事では、そんな私の経験も踏まえて、
20代公務員が転職で失敗しないための考え方と、転職成功のポイントを解説します。
この記事を読めば、「20代」の可能性の広さ、転職活動のメリットや、おすすめの転職エージェントが分かります!
20代公務員は転職市場で最強!理由2点
理由1. 若さ:どの業界も20代が欲しいから

仕事探しにおいて、皆さんが思っている以上に“若さ”は強みになります。
どの業界も20代を欲しがっています。
「吸収力の高さ」「伸びしろのある人材」として、転職市場で非常に評価されやすいのです。
さらに、今の日本は圧倒的な人手不足。
逆に言うと、転職市場においてはかなりの追い風です。
それだけ20代のピカピカの人材は重宝されているのです!
理由2. 安定:失敗しても今の仕事を続ければいいから
公務員の「安定」も、転職活動にあたっての強みです。
なぜなら、何度挑戦に失敗したとしても、将来の生活が一切脅かされないから。
仮に転職活動をして上手くいかなかった、希望の年収が叶わなかったとしても、今の仕事がセーフティネットになります(嫌かもしれないけど)。
活動中はちょっと忙しくなりますが、失敗しても仕事に影響はありません!
20代公務員のおすすめ転職先
おすすめは「今の仕事と共通点のある職種」

私は、今の業務と類似性のある転職先を探すことをおすすめします。
たとえば、事務系ならバックヤード系の職種。
税務系なら会計事務所や経理、土木系なら建築事務所など。
類似性のある職種を選ぶメリットは、“キャリアの一貫性ができるから”。
長く仕事をしていくとだんだん気づきますが、
自分のキャリアはずっと「線」でつながっています。たとえ望まなくても。
その「線」を太くして自分の強みにするためには、やはり類似性のある業種で経験を積むのがおすすめなのです。
「同じ企業にいること」は大した価値になりませんが、
「類似職種で経験を積む」のは大きな強みになります。
💡そのほか、類似業種であれば、”面接の際に志望動機を伝えやすい”、”転職後も仕事に馴染みやすい”のも長所です。
未経験業種なら「将来性」重視で!
それでも、「自分が夢中になれる仕事がいい!」という人もいるでしょう。
20代は異業種転職を行っても全然間に合う世代です。
「新たな分野・職種」に挑戦する転職もありです。
ただし、将来性が高く、稼ぎやすい分野をおすすめします。
例えばいまの時代なら、IT系が特におすすめ。
なぜなら将来的にニーズが高く、つぶしが効きやすいから。
専門性を身につけるためにプログラマー・SE職を探しても良いし、
大手でこれらを総括した調整・営業職(いわゆるSIer)を目指すなら、年収の大幅アップも見込めます。
⚠未経験業種の転職を成功させるには、『事前準備』があると有利!
たとえば、「IT企業への就職を目指して就活前にプログラミングを学んだ」などの実績があったほうが実際の転職活動で立ち回りやすいです。
20代の転職のコツは「軸」を決めること

転職を考えるにあたっては、「軸」を決めることが重要です。
「今の仕事が嫌だから転職したい!」
それは重々承知です。
しかし、転職にあたり「何を変えたいか」を考えておかないと、結局同じ目にあう可能性もあるし、そうなったときに耐えられません。
固めるもの、変えたいものを決めましょう!
転職の「軸」を決めることで、この先の転職エージェント選びや業界選びも変わってきます。
ここでは、代表的な「転職の軸」について紹介します。
例1:「業界・職種」を軸にする

簡単に言うと、
今の事務経験を生かしつつ、枝葉を増やす・専門性を高める道です。
基本的にはこの軸をおすすめします。
なぜなら、先ほど言ったとおりキャリアの一貫性が生まれて”つぶし”が効くからです。
私の場合、元国税専門官で数字・簿記に抵抗がなかった。
なので、”経理”の軸の中で年収が高いところに絞りました!
この軸は、「仕事の内容は嫌いじゃないけど、環境が嫌だ!」という人向けです。
同じ業種・職種の中なら、年収が吟味しやすいし、雰囲気の比較もしやすいからです。
この軸を選ぶ場合、特定の職種に強い転職エージェントや、キャリアアップ特化の転職エージェントをサポートにして活動するとよいです。
例2:「年収アップ」を軸にする

この軸の魅力は「効率性」と「やりがい」。
やはり年収の高さは大きなやりがいにつながりますし、金があればFireなど色々な道が開けます(笑)
意外ですが、公務員から高年収のコンサルや外資系に転職した人もそこそこ多いです。
特に、コンサル業界の特徴は高い収益性と成長力。
一見、入社するハードルが高いと思われがちですが、人材の流動性が非常に高くポテンシャル採用が強いため、未経験でも採用される確率は高いです。
この場合、コンサルや外資のエージェントや、年収アップ特化のエージェントを選ぶのが重要です。
例3:「ワークライフバランス」を軸にする

「今よりとにかく残業を減らしたい…!休日もちゃんと休みたい…!」という公務員向け。
ただし注意として、最低でも「今と同じ年収」を条件にすることをおすすめします。
なんだかんだ年収は「やる気」のひとつだからです。
この場合は、総合型のエージェントで「年収はそのままに、もうすこし自分の時間を大切にしたい」などとしっかり希望をつたえると良いです!
転職の軸を決めたらエージェントに申し込もう

転職エージェントには以下のメリットがあり、転職活動の質・スピードを高めることができます。
- 転職相談・キャリア相談ができる
- 自分の希望に応じて厳選した求人を紹介してくれる
- 応募企業の社風や人柄を知れる
- 応募書類の添削ができる
- 面接対策を受けられる
- 各種日程調整や年収の交渉までを代行してくれる
転職エージェントの正しい使い方
転職エージェントの正しい使い方は、
「エージェントと良好な人間関係を築き、質の高い転職のための情報提供者として活用する」こと。
転職エージェントのビジネスモデルは、”志望者を転職させ、企業から報酬を得る”仕組みです。
このような仕組みの中、
「私はどのような転職先が向いているのでしょうか(´・ω・`)」
といった”転職の相談”ではなく「人生相談」をしてしまうと、転職エージェントからは”誰でも受かるような求人”しか紹介してもらえません。
そうではなく、
年収は△△くらいで、雰囲気の良い企業があったら転職したいです!」
という意思をあらかじめキャリアアドバイザーに伝えておくことで、その担当者は希望条件に沿って、あなたを前向きにサポートしてくれるようになります。
20代公務員におすすめの転職エージェント3選!
1. MS-JAPAN|管理部門に特化した大手エージェント

MS-JAPANは、経理や法務などの管理系職種に特化した転職エージェントです。
中でも経理・財務系に強く、これらの求人の質が高いのが特徴。
特に事務系の公務員は管理部門と相性が良く、事務系から転職したい人におすすめです。
- 経理や法務などの業務を軸にしたい
- 数字や法律に抵抗がない
- 簿記などの資格を持っている
2. JACリクルートメント|キャリア・年収アップに特化した大手エージェント

JACリクルートメントは、年収アップ・キャリアアップに特化した大手エージェント。
「お金の大学」で有名な、両学長もおすすめしているエージェントです。
最大の魅力は、応募者と企業をつなぐ専任の担当者がいること。
専任アドバイザーのおかげで、その企業の内部事情や、採用担当者の人物像まで知ることができるのです。
また、JACリクルートメントは、企業⇒エージェントに支払う報酬が高いため、大企業や専門職系の求人が自然と集まるのです。
その分、年収アップを狙いやすいです。
ここまで書くと敷居が高く感じられるが、20代の転職実績も多いのでぜひ試してほしいです!
- 年収を高めたい(低くしたくない)
- 何かしらのスキル・資格を軸にしたい
- 面接対策をサポートしてほしい
3. マイナビジョブ20’s|IT系にも強い総合型エージェント

マイナビジョブ20’sは、日本全国・全業種のホワイト優良求人を幅広く扱う大手エージェントです。
20代専門というところもポイントで、新社会人の能力の活かし方やアピールの仕方も熟知しています。
また、IT業界を含めた独自の非公開求人が多く、利用者の年収UP率は61.1%と非常に高水準。
「ワークライフバランス」を軸にしたい人や、IT系など異業種も見てみたい人におすすめです。
- ワークライフバランスを軸にしたい人
- IT系の求人をメインに探したい人
- ポテンシャル採用に自信がある人
まとめ|20代の転職は可能性が無限大!

20代という若さは本当に貴重です。
人手不足の今だからこそ、転職で将来のキャリアを広げられる可能性が高いです!
だから、”今の職場に悩んでいる”なら、ぜひ行動してみましょう!
「自分なんて民間企業では通用しない…」
といったネガティブな思い込みは捨てましょう。
「もっと自分に合った、のびのび働ける場所があるかも」と信じて、ぜひ活動してみてください!