「事務系の公務員でも転職できる道はある?」
そう思っている方へお伝えしたい。
実は、地方公務員や役所での事務経験は、民間企業の「管理部門(経理、法務、労務など)」と相性がとても良いです!
私は、7年間の公務員時代を経て経理へ転職しました。
最初は不安もありましたが、経理の仕事、今は楽しいです!
しかも公務員時代のめんどくさい規程や法律を読み解く力が逆に武器となり、やりがいを持って働けています。
管理部門は公務員との親和性が高いだけではありません。
専門性を積み重ねることでキャリアの幅を広げられる、おすすめの転職先です。
この記事では、元公務員・現経理の筆者が、
管理部門の仕事内容と魅力、そして管理部門を目指すときのコツもお伝えします。
今の環境に迷いがある方も、この記事を読み進めることで「自分も一歩を踏み出せる」と感じてもらえるはずです。
公務員の転職先に管理部門がおすすめの理由
公務員(事務系)と管理部門の相性が良いのは、これまでに培ったスキルをそのまま強みとして活かせるからです。
特に法律系や計算系の業務に携わってきた方なら、強みとして活かせる部分が多くあります。
- 正確さ:ミスなく処理を積み重ねる力
- 規程、マニュアル運用:内部規定や法律に従って仕事を進める力
- 法律知識:実務で身につけた法律や制度の理解力
これらはすべて、経理・法務・労務といった管理部門で求められるスキルそのものです。
だからこそ、特に事務職に従事している公務員の方には管理部門をおすすめします。
たとえ直接の経理や労務経験がなくても、素地はすでにあります!
特におすすめの仕事を紹介!
経理|数字に抵抗がなければ最もおすすめの職種
経理は、企業のお金の流れを管理する部門です。
入出金や日々の仕訳入力はもちろん、
決算書の作成、成長すれば銀行との折衝や資金繰りなども担当するようになります。
事務系からの転職先として最もおすすめしている職種です!
- キャリアプランが明確で、専門性を積み上げやすい
- どの会社にも必要とされるため、この先の転職市場でつぶしが効く
- 繁忙期と閑散期の波があるため、働き方をコントロールしやすい
注意点:
- 華やかさは少なく、地道な事務処理が中心
- できれば20〜30代前半のうちに転職したい(それ以降は管理職スキルが求められる)
●経理に向いている人:
- 税務課経験者や国税専門官など、数字や法律に触れてきた人
- その他、数字の扱いに抵抗がない人
- 簿記2級を持っていると、転職が格段にしやすくなる
数字を扱うことに抵抗がなければ、公務員時代の経験をしっかり活かせます。
法務|意外と転職者の多い頭脳部門
法務の仕事は、企業活動を法律面から支えることです。
分かりやすいところでは、契約書案の審査や法改正への対応など。
大企業では、特許の出願、訴訟対応、税法の適用といった高度な分野も担当します。
- 典型的な頭脳労働。考える仕事に興味があればおすすめ
- ワークライフバランスを取りやすいほか、リモートワークとの相性も良い
- 意外とつぶしが効き、他業種への応用もしやすい
注意点:
- 中小企業の法務では他業務との兼任が多く、ブラックになりやすいケースもある
●法務に向いている人:
- 法学部出身者、普段から法律文書を読み込むのに抵抗がない人
- 公務員時代に税法や条例の適用を検討していた人
- 指示文書や規定を読むのが苦にならない人
労務|総務系経験者や興味のある人におすすめ
労務は、従業員が安心して働けるようにサポートする部門です。
給与計算や年末調整、社会保険の手続きといった実務を担当します。
中小企業では経理と兼任するケースも多くあります。
- 少しクセはあるものの、慣れればつぶしが効きやすい
- 給与や保険に関する知識は、自分自身の生活にも役立つ
- 公務員で培った事務処理能力(正確性、従業員とのやり取りetc.)を活かしやすい
注意点:
- 小さい会社だと社内整備が不十分なことが多く、社員の理解を得られず苦労する場合がある
●労務に向いている人:
- 給与事務や福利厚生を担当したことがある人
- 総務系経験者
- 職場内でのコミュニケーションを苦にしない人
特に総務課経験者にはおすすめです!
その他(総務・人事・経営企画など)
管理部門には、ほかにも総務・人事・経営企画など多くの職種があります。
- 総務:備品管理、業者対応など幅広い業務を担当
- 人事:採用活動や研修、評価制度の運用など
- 経営企画:会社の中長期計画や新規事業の立ち上げを支援
ただし、これらの職種は転職者よりも社内経験者が配置されやすいのが現実です。
もしこうした職種を目指すなら、ほかの事務で経験を積んだり、スタートアップに入るなどの手段が必要です。
管理部門を目指すときのコツ!
経験者の視点として、管理部門を目指すなら大企業への転職をおすすめします。
理由は、規程やルールが整っているかどうかが、仕事のしやすさに直結するからです。
例えば経理を希望している場合、その企業の経理部門がどのくらいの規模で、何人くらいの社員がいるのかを事前に調べておくと安心です。
これらの情報は、自分で調べる以外にも、転職エージェントに聞くなどの方法があります。
管理部門を目指すときに活用したい転職エージェント
社会人の転職にはエージェントの活用がおすすめです。
理由は、自分で一から企業を探さなくとも、自分に合った企業を向こうで厳選してくれるから。
管理部門を目指すなら、特に専門性・年代に特化したエージェントを利用するのが効果的です。
上のように、社内の管理部門の情報を聞けることがあるし、面接対策もサポートしてもらえるからです。
おすすめエージェント①:MS-JAPAN
MS-JAPANは、管理部門に特化した転職エージェントです。
特に経理・財務系に強く、これらの求人の質が高いのが特徴。
管理部門を目指すなら、まず登録しておきたいエージェントです。
おすすめエージェント②:マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは、20代の転職に特化したエージェントです。
管理部門に限らず、バックオフィスや事務系職種全般に幅広い求人を持っています。
若手でキャリアチェンジを考えている方におすすめです。
余裕があれば転職サイトも使う:リクナビNEXT
リクナビNEXTは、自分で企業を探して応募するタイプの転職サイトです。
大手リクナビだけあり、全般的に幅広い求人を持っています。
転職エージェント以外にも自分の足で情報を集めたい人におすすめです。
転職エージェントと併用で使うのをおすすめ!
まとめ|管理部門は公務員経験を活かせるおすすめの転職先
公務員の事務経験は、経理・法務・労務といった管理部門の仕事と非常に相性が良いです。
正確さや規程の読み込み、法律知識といったスキルは、そのまま転職後の強みになります。
- 経理:キャリアプランが明確で、専門性を積み上げやすい
- 法務:ホワイトワーカーの典型職種で、リモートワークとも相性が良い
- 労務:どの会社でも需要が高い
そして転職活動には、転職エージェントを活用することをおすすめします。
年代別特化のエージェントを活用するのがおすすめ!
今の仕事に迷いがあるけど、転職もイマイチ怖い…という人も、
一歩を踏み出すことで、新しいキャリアの可能性がきっと広がります!